その絵は優しさを持ち人を微笑ませる

伊藤彬

いとうあきら

彬君は1993年に生まれ、2012年小倉南特別支援学校を卒業後、NPO法人列島会おきらく工房の利用を開始しました。
2歳の時に自閉症と診断され5歳のころから絵を描き始めるようになり小学3年生の時には絵画コンクールで1位となりました。
彼の迷いのない、走り書きのようなペン捌きと、絵を描く時の独自のスタイルはまるで何かに取り憑かれた様にも見えます。A4用紙であれば10分もしない内にいっぱいの絵を描き上げます。
A4用紙や1メール近い用紙だけでなく段ボールも彼にとっては画用紙になることも・・・。
その絵はシュールでありながらも優しさを持っており、見る人を微笑ませてたり、一見不規則に見える絵も実は彼なりの法則があったり。
当初、工房では、陶芸やさをり織の作業を行っていましたが、今では毎日、絵を描くのが日課です。
難しいテーマのときは「どんなのかなー、できない」と言ったり、上手にかけると「できたー!」と、その姿は実に楽しそうで周囲も微笑ましくしてくれます。



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